2013年7月30日火曜日

熊本市中央区・白川・ちゃーしゅう麺

白川・ちゃーしゅう麺 = 白川 =

 ちゃーしゅう麺 680円

 価格の満足度:★★★★★
 麺の満足度 :★★★★☆
 スープ満足度:★★★★☆
 具の満足度 :★★★★★
 総合    :★★★★★

 熊本市内の白川にかかる銀座橋から産業道路へ抜ける道は、ラーメン探訪でも何度も歩いた道ですが、これまで通りかかった時にはなかった新しいラーメン店が営業しているのを先日発見したので、訪問することにしました。比較時近いところに『てしお』『呑龍』がある九品寺エリアは、ラブホ街に隣接して熊本大学付属病院があったりするので、ランチタイムも夜も狙える立地条件なのかもしれませんが、この場所に新規出店するのは、大きなチャレンジだと思います。

白川・外観 定休日がわからないまま用事のついでに足を延ばした火曜日で、暖簾が出ているか心配でしたが、産業道路側から銀座橋へ向かってゆくと、風に揺れる白い暖簾が下がっているので一安心。火曜日が定休日という飲食店は案外多いのです。暖簾をくぐって玄関を入ると、さすがに真新しい店内は清潔感があって、まだ木の香りがしてきそうな雰囲気です。11時半を少し過ぎたところなので誰も先客はなく、店員さんたちは思い思いの姿勢で待機していましたが、客が姿を現して本日のランチタイムが始まります。

 カウンターが7~8席と4人がけテーブル2卓のお店は狭苦しい感じがせず、壁に貼られるポスター類などもなくて、スッキリとした印象がとてもいい感じです。カウンター席に置かれたメニューも至ってシンプル。麺は『らーめん』『ちゃーしゅう麺』だけで、他も炒飯と餃子があるだけです。お値段も『らーめん』480円に『ちゃーしゅう麺』680円と、安めなのもうれしいところです。

白川・カウンター上のメニュー  注文は『ちゃーしゅう麺』。カウンター越しに厨房が見渡せましたが、大きな豚バラ肉の塊が見えていたので、何だか期待できそうな気がして『ちゃーしゅう麺』です。本日最初の客?だったせいもあってか、注文して3分ほどで、早くも『ちゃーしゅう麺』が運ばれてきました。まずその外観は、熊本ラーメンのトラッドな豚骨スープだったのがうれしかったです。

 まず一口。『ああ~、やっぱり豚骨!うまい!』しっかりとした豚骨ダシは、コッテリ感を演出せんがための作為は全く感じられず、正統派そのもの。王道に真正面から挑む心意気を感じられます。惜しむらくはやはり塩分がやや強め。汗をかく季節に塩分補給という意味で、少し濃くしてくれているのでしょうか?それとも近頃は、これくらいの塩分がないと『物足りない』というクレームがあるのでしょうか。しかし、食べながら水を飲みたくなるというほどでもなく、とても丁寧に作られているので、スープは★4つ。

白川・店内 麺もオーソドックスな熊本ラーメンの中細ストレート。やや硬めに茹で上げられてしっかりとした食感は、好みです。モソモソ感はなく、粉っぽさを感じることもありません。スープともよく馴染んでいます。麺も★4つです。その麺を箸で持ち上げるとチャーシューが絡んで一緒についてきましたが、それだけチャーシューが柔らかいのでしょう。口に運んでびっくり!厚みが4ミリほどあってボリューム感たっぷりにもかかわらず、箸で簡単に崩れるほどしっかり調理されていて、口当たりはソフト。トロトロ感がある『大将軍』のようなタイプとは少し違うのですが、このチャーシューは確かにハイレベル。

 トッピングは、この中サイズのチャーシュー4片と、ゆで卵1/2、刻みキクラゲ、刻みネギですが、チャーシューの厚みを考慮すれば、薄手のチャーシューを丼からはみ出させるビジュアル系に匹敵するボリュームではないでしょうか。価格比でもトッピングは大満足で★5つの満点です。

白川・外観拡大 チャーシュー麺としてこの価格なら大健闘で、価格満足度も★5つ。お店の清潔感や、豚骨スープの王道に正面から挑む姿勢にも感じ入って、総合も★5つです。厨房のオーナーらしい男性に尋ねると、開店してまだ二ヶ月ほどだそうですが、置いてあるチラシの営業時間が11:00~22:00なのに対して、店内の壁に控えめに掲示された営業時間案内は、AM11:00~PM 2:00。ランチタイムの営業だけに早くも変更しているようです。また、チラシの『各種セットメニューも有ります』の文字は黒マジックで消されているので、いろいろな試行錯誤を重ねているのでしょうが、この味と意気込みは、ぜひ続けて欲しいものです。

 とても素晴らしい熊本ラーメンのお店を、ひとつ見つけることができました。

所在地住所:熊本市中央区九品寺1丁目14-11
電話 番号:096-373-6188
営業 時間:11:00~14:00
店 休 日:月曜
サ イ ト:なし

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