2013年5月24日金曜日

熊本市中央区・魚雷・魚雷まぜそば

魚雷・魚雷まぜそば = 魚雷 =

 魚雷まぜそば  680円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 スープ満足度:評価対象外
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :☆☆☆☆☆

 熊本電鉄藤崎宮駅から藤崎宮方面へ1分も歩かないところに、見慣れない黒い看板があることに気がついたのは、比較的最近のことでした。看板には「激辛つけ麺」と書かれ、つけ麺が好きではない私は敬遠していたのですが、窓の貼紙には「つけ麺」「らーめん」が並んでいて普通のラーメンもありそうなので、玄関のドアを押しました。

魚雷・券売機 店内はカウンター席だけで、入り口右側に置かれた券売機の上に写真つきのメニューが掲げられています。そこには確かに『魚雷らぁめん』というつけ麺ではない品があって、「辛うまらぁめん、やみつき間違いなし!!」とコメントが添えられていました。辛い味は嫌いでも苦手でもないので、これにしようと思って券売機のボタンを探すと、ボタンには「売り切れ」の張り紙。

 他につけ麺ではない品は・・・メニューを探すと、よく意味がわからない?『ジョロキァ魚魚』なる品があり、「ギネスブック認定 世界一辛い唐辛子ジョロキアを使用 ハンパなく辛いです」とのコメント。しかし『ジョロキァ魚魚』のボタンにも「売り切れ」の表示(怒)。ときに時刻は12時20分。店内の貼紙には営業時間は11:30~23:35(ラストオーダー)と表示されているので、開店から50分ですでに売り切れ?

魚雷・券売機上の写真入りメニュー 「つけ麺」と看板に大書されているからには、つけ麺目当ての客が多いとは思うのですが、まさかラーメン系はハナからやる気がない、引っかけられた・・と思いたくなる対応に、すでに頭は激辛状態。しょうがない、本意ではありませんが『魚雷まぜそば』という、つけ麺ではないボタンを押して食券を購入し、カウンター席へ。カウンターは、お昼時の勤め人らしい人たちで混雑していたので、実際に開店早々に人気殺到で品切れかもしれないので、『魚雷らぁめん』の早い品切れについては何も尋ねずに、食券を厨房に渡して『魚雷まぜそば』を待ちます。

魚雷・「おいしい食べ方」指南 カウンターには「おいしい食べ方」と題された紙片が立てられていて、いわく「魚雷つけ麺・らぁめんの最後は魚雷めしで魚雷ぞうすいにして食べるべし! つけ麺の最後はインドめしでしめるべし!!」 もちろん『魚雷めし』も『インドめし』も150円の有料メニュー。『・・べし!』と、押し付けがましくのたまう紙切れを眺めると、イライラ感が募ってきました。

 さて初体験のまぜ麺です。極太の麺には、茹でたキャベツとモヤシ、チャーシューとメンマがトッピングされ、その頂上には何と生卵。この価格としてはトッピングがなかなか充実していたので、価格満足度は★4つにしました。トッピングの脇にはマヨネーズが一盛添えられ、全体には粉末鰹節?が振られています。丼の底には少量のタレが見えているので、これを一気にかき混ぜてください、ということなのでしょう。にゅぢゃぁ・・・ぐゅちゅぅ・・・(--;)・・・混ぜましたよ、大将。

魚雷・店内  麺はしっかりコシがある好みの太麺。これはいい。素晴らしい麺です。麺に限っては満点の★5つ。ですが・・・この得体の知れない味つけは何?刺激の辛さだけでなく塩辛いうえに、もともと卵配合のマヨネーズにさらに生卵が加わって、ネチッこくも濃厚でしっかり口内にまとわりついて離れない食感は、確かに若人好みではあるのでしょう。でもオヂさんは、『ああ、食うんじゃなかった・・・』

魚雷・外観 スープのある普通のラーメンが食べたくてお昼時に入った店で、ラーメン系メニュー既に総品切れの肩透かしを食らい、居丈高な『べし!』を目にして、濃いタレとマヨネーズと粉末鰹節を混ぜただけの味で食えというなら、総合では、★はありません。こういう味にはファンがきっと多数いるのだろうと思いますが、私は『魚雷』とはソリが合わなかった、ということでしょう。それにしてもこの麺だったら、丁寧に作られた辛くない豚骨スープでしっかり味わってみたい・・・というのは贅沢ですかな『魚雷』さん。

 最近参入してくるラーメン店にありがちな、奇をてらった創作メニューは、うまくツボにはまればいいのですが、外れだった場合は、濃すぎる味付け同様に、客の魚雷・・じゃなくて、地雷を踏む結果になることを、特に若くて自信満々タイプのカリスマ系飲食店の皆さん、もう少し意識してくれていいんじゃないでしょうか。

所在地住所:熊本市中央区坪井2丁目-3-37
電話 番号:096-346-8140
営業 時間:11:30~23:35 だが、麺・スープ切れで夜営業休止の場合あり
店 休 日:月曜(祝祭日を除く)
サ イ ト:https://www.facebook.com/gyorai.tsukemen

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