2008年5月12日月曜日

熊本市中央区・高松食堂・中華そば

= 高松食堂 =
高松食堂・中華そば(醤油こってり)
 中華そば
(醤油こってり) 600円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★★
 スープ満足度:★★★★☆
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :★★★★☆

 上通がアーケード街に面したラーメン屋さんばかりなのに対して、下通アーケード街に面したラーメン屋さんはない!食べ歩きを始めてみて気がついたのですが、それだけに路地や裏道に入るとラーメン屋が多いようです。

高松食堂・外観 『こだいこ』を訪問して食べ終えたあと、下通アーケード街へ抜ける途中で見つけたのが、この『高松食堂』でした。以前は上通の裏路地に洋風居酒屋を出していた同じ屋号のお店がありましたが、ロゴが似ているようで、業態変更で移転したのかもしれませんが、最近全国各地にチェーン展開している、ご当地名を冠した『**食堂』という定食屋さんとは全く別のお店ですし、移転?前の『高松食堂』は10年以上前からありました。

 さて、まだ開店準備中という雰囲気の11時半を少し過ぎた頃、のれんが出ていたので覗き込み「やってますか?」と尋ねるとやっているとのことだったので、フラリと立ち寄って、入ってすぐのカウンターに陣取ります・・といっても、このお店、厨房をコの字型に取り囲むカウンター席しかありませんが(^^;。

高松食堂・カウンター席上の名刺群 そのカウンター席上の壁には、お店を訪問した方々の夥しい数の名刺が貼り出されていました。マスコミ著名人の色紙ばかりを貼り出すのは、それはそれで一つのスタイルと思いつつも、市井で働く人々の名刺を平等に並べて貼り出してくれるお店の姿勢って、とても好きですね(^^)

高松食堂・店内の黒板メニュー 壁の黒板に白墨で書かれたメニューがありました。こちら『高松食堂』のラーメンは熊本ラーメンではなく、あくまで『中華そば』のようで、[中華そば][つけ麺][担々麺]というカテゴリーに分類されています。それでも『こってり』と『あっさり』があるところを見ると、こってりは豚骨か豚がベースなのでしょう。熊本ラーメンと対比したかったので『醤油こってり』を注文しました。

 まだお客さんは誰もいませんから、すぐに「はいどうぞ」。ところでスープは白っぽい豚骨ベースが主体ではないようで、醤油味の濃縮タレをのばしたような透明感があるものでした。豚骨にもいろいろな部位があるでしょうから白濁しないダシの取り方もあるのでしょう。一口すすってみるとなるほど確かに熊本ラーメンというより『中華そば』の名の方がしっくり馴染む味です。後に残る感じはほとんどありませんが、水を口に含むと僅かに甘いようなネチッとした感じがあり、もっと水が欲しくなるような感じがあります。

高松食堂・カウンター前のメニュー 麺はやや縮れが入った中太麺で、熊本ラーメンの白っぽいストレート系とは異なるタイプです。卵をつなぎに使ったらしき黄色い色をしていて、シコッとした食感は「お久しぶりにお目にかかりま~す(^^;」でした。熊本ラーメンのスケールで評価するのはちょっと無理があるかもしれないなと思いつつも、このタイプの麺は大好きですし、コシも強いので麺は満点★5つ!

 トッピングはメンマ、チャーシュー1枚、鳴門巻1片、焼海苔1枚のオーソドックスな『中華そば』ですね。焼き海苔は縁に立てて半分空中に出した状態にするのが昨今の流行のようですが、こちらは頑固に懐かしい中華そばスタイルでベッタリとスープ表面に張りついて浮いています。よしっ(^^)!

 それから刻んだ白ネギが表面を覆っていて、残さずすくって食べる“Mottainai”は、スープまで飲み干す完食をしないと無理かな~。

 お値段としてはちょっと少なめですが、真面目に正統的な中華そばを作ろうとしている意気込みを感じまして、総合は★4つです。

高松食堂・店内 開店直後の入店でしたが、厨房の男性に写真撮影の許可を求めると「何に使われるんですか」と尋ねられました。食べ歩き中と伝えると、それを厨房の奥で聞いていたらしいおかみさんが、しばらくして「食べ歩きされてるんですか~」と笑顔で声をかけてくれました。

 しかし、食べ歩きといってもまだ7軒めですし、ここで『沖縄そば探訪』の話を持ち出すこともあるまいと、「そうですよ」と答えるだけに留めておきました。

所在地住所:熊本市中央区新市街2-5 フロンティアビル1F
電話 番号:096-355-5228
営業 時間:11:30~14:30、18:00~翌 4:00
店 休 日:日曜
サ イ ト:http://www3.ocn.ne.jp/~takutaku

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